暗黒看護業界のプリンス

看護の世界はきびしい!つらい!それでも看護で生き抜きたい!

「辞めたいです」ではやめられない看護師の転職②

 

昨日の記事の続き

 

そもそもやめる決断をする前に

夜勤減らせば体が楽になるかなーと思ってたので、夜勤を減らす交渉をしました

 

病棟の師長(病棟で一番偉い看護師)に相談

 

まむ吉「体調が悪いので、このままだと仕事が続けられない。なので夜勤を減らしてほしいです」

師長「そうなんだね、わかった!減らしてみる!」と良いお返事

 

あー良かった、これで少しは楽になる

そう思っていました

その当時私の夜勤回数は準夜勤と深夜勤合わせて月に8~9回

これは一般的な夜勤回数で多いところはもっと多いと思います

 

そして次の月のシフト表をみてびっくり

夜勤は7回に減っていました

ワーウレシイ、イッカイブンヘッテルー

 

まあもちろん再度相談に行きまして

もらった返事は「他にも夜勤しんどい人がいるし、これ以上は無理」

しかも「1回分減るだけでもだいぶ楽だよね!!?」と

正直今思えばこのときもっと強く出られたら

良かったと思いますが

すでに私のメンタルも体力も骨抜き状態

とりあえずこの回数でやってみるか、、、と

再度頑張ることに。これが7月頃のお話

 

しばらく頑張ったところで

案の定やっぱり無理だってなったので

これはもうやめるしかない、とやっと退職を決意しました

 

11月のとある日、夜勤を一回しか減らしてくれない師長(笑)へ退職したいことを伝えに行きました

 

まむ吉「やっぱりしんどいのでやめたいです」

師長「えー、夜勤減らしたのにだめ?」

まむ吉「そうですね、限界を感じてます」

師長「うーん、でも私は許可出来る立場じゃないから~。自分で看護部長(院内で一番偉い看護師)に言いに行ってくれる?」

まむ吉「わかりました」

彼女の脳内には体調を心配するという考えすら無かったようですね笑

 

その後部長にアポとって部長室へ

まむ吉「やめたいです」

部長「やめたい理由はなに?」

まむ吉「体調不良が続いていて限界です」

部長「どんな風に体調が悪いの?」

まむ吉「眠れないし、気分も落ち込むし吐き気がとまらないしウンタラカンタラです」

部長「それは病院に行って診断とか受けたの?」

まむ吉(ええぇー・・・・)「病院には行ったりしましたけど、診断はうけてないです」

部長「それに、やめるってそう簡単に言っても、他の人はみんな5月までにやめることを報告した上で3月末とかにやめてるの知ってるよね?」

そう、私がいた病院は、今年度いっぱいで退職する人は5月くらいまでに師長に報告するようにという謎の決まりがありました

 

まむ吉「知ってますが、1ヶ月前までに退職届け出せばやめられる決まりですよね?」

部長「法律上そうでも常識的に考えてくれない?そんな簡単にはい、やめます。って通るわけないよね」

まむ吉(えーまじか。部長でこれか、まじか。上には上がいるわ、まじか。)「いや、でも体調が悪いんですよ。いつ来れなくなるかわからなくて」

部長「部署とか移動してみたら?外来とか。ちょっと考えてみて」

 

というような流れで帰されてしまいました

 

そして私は病院へ向かいました

薬を出してもらっている病院です

薬を出してもらっている=診断がついている

ということなので

医者に「診断書ください」と伝え

もちろん(料金さえ払えば書いてくれる)すぐ手に入りました

 

その数日後の夜勤明けでそのまま診断書を手に再び部長室へ

診断書を提示した瞬間

部長「これはご両親は知ってるの?体調はどうなの?」と

いろいろ聞いてきましたが

今さら感と、診断書の有無の差に唖然としつつ

まむ吉「こういうことなので、今年度いっぱいでやめさせてください」

部長「師長と相談してみる」(まだOKはくれない笑)

ということになり、私は帰宅

明けだったので寝て、17時頃師長から電話がきました

 

師長「診断書みました。明日から休暇になりました。ゆっくり休んでください」

まむ吉「え・・・?部長と話した内容と違うんですけど。」

師長「もう決まったことなので、じゃあ失礼します」

この話し方がもう機械みたいで冷えっ冷えの電話でした

普通に泣いたわ

 

なんだかよくわからないけど突然休暇になり

次の日から仕事に行かない日々が始まりました

休暇の間は次の転職先を探し回って面接やら見学に行ってました

 

休暇が終わるころ

(というかあまりにも連絡がこないから私が電話した)

師長と面談し、今後どうするか伝えました

当然のごとく「やめます」って話したんですが

向こうもこりずに「部長に言って」と言ってきたので

もう何度目だかわかりませんがまた部長のもとへ

部長「もう少し頑張れない?6月とかまででも。新人さんがある程度成長するまでで良いの」

まむ吉「いや、私は3月いっぱいで退職しか考えてないです。次も決まってますから」

部長「、、、そう。それじゃぁしょうがないね」

ここでやっと退職願を提出

 

退職願を出してからはとんとん拍子で

正直転職時の処理って事務処理くらいで

あっけないものでしたね

自分で書いててあまりにも転職に時間かかったなって思いました笑

 

ちなみに

私の失敗をいかし昨年の5月から退職することを伝えていた友人が

先日まんまと3月いっぱいで退職出来ずにいる

という話を聞きました笑

 

ブラックすぎ★

 

まむ吉が1回目の転職でわかったこと

・体調不良でやめるには医師の診断書必須

    (なくても出来る、あったら確実)

・基本的に上層部は人の心を持っていない

    (期待してはいけない)

・自分が犠牲になる必要なんて1ミリもない

・やめたい時にやめられる事務処理とか数分で終わる(しかも病棟には他の人がすぐ補充されてた)

・私一人がやめたくらいで回らないなんてありえない

・断言しないと隙をつかれる

   (これは1番ガチ)

 

これから辞める人で

迷惑かけちゃうって思ってる人がいると思いますが

あなたは奴隷ではないので

好きなように辞めたらいいです

何言われても

その人とまた会うことはないし

何か嫌がらせしてきたとしても

法的処置をとればいいだけです

自分のことを一番大事に考えて

大事に出来る選択を実行してください

一回転職すると二回目のハードル

めちゃくちゃ下がりますからね

大丈夫、転職ってそんな大げさなものじゃないです

引っ越し程度の感覚で

 

さぁ!退職届けを叩きつけるのです!!